鬱屈、妄言過去のもの。いわゆる普通に価値あります

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感想文 ベイマックス

 

表題の件ですがベイマックスを見たので感想を述べます。

 

といってもピクサーの映画通ってわけでも、そもそも映画通ってわけではないのでまったく深い感想ではありませんのでコアなファンの方はどうか寛容な目で見ていただけると幸いです。

 

まず、前提的にお話すると本映画、大変面白いと思いました。前情報として、舞台が日本だとかなんとか聞いていたため全体的には親近感を感じて楽しむことができました。洋風な雰囲気が苦手な方も十分に楽しめるのではないでしょうか。また、話の内容がロボットであったり科学の分野であったりということを意識して作られていることもあり、理系の私が楽しめたと思います。エンドロールにLinux managerだとかがあったのには驚きました。あと兄弟愛(アナ雪につづいて兄弟に関する愛情)も重要なテーマとして描かれていました。一応兄の小生は感涙を禁じ得なかったです。

 

ここまでで考えると、日本人かつ兄かつ理系の方は十分に楽しめるのではないでしょうか。もちろん何にも当てはまらない人も見てほしいね。感涙感涙。

 

さて、以下は多少なりとも映画を見ないと分からない内容を含んでくると思いますので嫌な方は見ないで欲しいです。また、たまに批判的なことも書くかもしれないのでそれを好ましく思わない人も見ないで欲しいです。

 

 

この映画、事前の日本を意識していること、具体的に言えば日本アニメを意識して作られていると聞いていたことから目を皿のように見ていたけど、終わりの終わりまでどこか違和感を持っていました。

ここで、当然私は映画に詳しいわけでもないし、日本アニメと言って多少知っているのは宮崎アニメであるという前提で述べると、宮崎アニメのように詳細な部分まで描いていないのではと思いました。

 

 

例えば宮崎アニメのもののけ姫崖の上のポニョを今思い出してみても、雑踏の中の各人の動きというのがかなりヌルヌル動いていた記憶があり、またそれぞれにすげー意味があるかというとそうでもなく、彼らには彼らの人生(動き)があるというような印象を受けます。一方でベイマックスについては細かいところまで書かれているけど、スクリーンを見た時に注目して欲しい点は何点かに絞られていたと思います。例えば街並みの中の数カ所にとどまるデカデカとした看板やベイマックスがスーパースキャンした部分における男性のスキャンヒット画面など、そういった注目するポイント意外は以外と雑なCGが多かったような気がします。こういったところが私の持った違和感の要因なのかと思います。

擁護するわけではないですが、見るべきポイントが明確な方がわかりやすいし、またそのポイント自体もクレヨンしんちゃんチョコビのパッケージとか割合マニアックな要素が多く含まれていたから大いに満足でしたけどね。1点だけ気になったのは、カーチェイスの部分はルパン三世のカリオストの城のオマージュなのではと思いました。

 

また、この作品は次に繋げやすい作りだなぁと思いました。ロボットである異常Ver.を上げることで別の機能を付加(キャラ変)することで話がどんどんつなげることもできますし、最後の最後に次に続けられるような金持ち君のパパが出てきたし、そもそもヒロの仲間が4人くらいいる部分とかも大いに可能性を感じました。アナ雪の続編が出るとのことですが(出典不明)ソレ以上にキャラが立ってるものが数点入ることや続編の匂いを醸している以上続編は大いに考えられるのではないでしょうかね。

アナ雪の映画は2回ほど見ましたが、ソレ以上に劇場の子どもたちは笑っていましたし。

 

最後に、兄弟愛について書かれていた部分ですが、これはただ素晴らしいというしか無いのかと思いました。厨二の小生も、現実世界で(亡くなった方はココにいますよ)とかいう精神論を語られることについて眉をひそめがちなんですが、そういった部分に対する対応なんかが良いなぁって思いましたね。

映画を見る前はベイマックスが兄のような役割になるのかと思いましたが決してそんなこともなく良かった良かったです。

 

最後にこの感想文のとして、映画の最後、あれはアメコミ感満載でしたね。

 

「俺達の戦いは始まったばかりだ!(キラッ」

 

みたいな締め、嫌いじゃないですよ。